1. 健診を受け、健診結果を生活改善に役立てよう
  2. 生活習慣病の悪化を予防しよう
  3. 生活習慣病を予防しよう

1.健診(特定健診・健康診査)を受け、健診結果を生活改善に役立てよう

 動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病は、自覚症状がなく進行することが多く、 からだの変化に気づくには、健診が 欠かせません。毎年、健診を受け、結果を 生活改善に活かしましょう。 また、特定健診は、結果に基づき、「情報提供」「動機付け支援」「積極的支援」の 3つに階層化されます。「動機付け支援」と「積極的支援」に該当された方は、保 健指導を受け、生活習慣病予防に取り組みましょう。

  1. 健診で何がわかるの?
     検査でわかるのは、血管の状態です。
    • 摂取エネルギーの過剰
       BMI、腹囲、中性脂肪、ALT(GPT)
    • 血管を傷つけやすい
       HbA1c、尿糖、血圧
    • 内臓脂肪以外の動脈硬化の要因
       LDLコレステロール、HDLコレステロール(低値)、 喫煙(歴)
    • 臓器障害
       心電図、眼底検査
    • の他(腎機能・貧血検査など)
       AST(GOT)、γ-GTP、尿たんぱく、血色素量、赤血球数 健診でわかるのは、血管のいたみ具合-すなわち動脈硬化の進行度です。 「病的な血管の老化」は健診でのみ知ることができ、血管の状態を知ることで、 生活改善のポイントも絞りこめ、自己管理に役立ちます。
  2. 血管が硬くもろくなる状態が動脈硬化 動脈硬化がすすむとどのような病気につながるのでしょうか。
    • 心臓に負担がかかる
       心肥大・心不全
    • 臓器、組織がうまく機能しなくなる、臓器組織が壊死する
       心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、下肢閉塞性動脈硬化症
    • 血管がやぶれる
       脳出血
  3. 動脈硬化をさらに進める!!
     メタボリックシンドローム 内臓脂肪の蓄積が高血糖、高血圧、脂質異常を招きそれらが重複している状態をメタボリックシンドロームといいます。
    1つ1つは軽度でも、重なることで動脈硬化が進みます。 特定健診におけるメタボリックシンドロームの判定基準 メタボリックシンドロームは内臓脂肪の蓄積をベースに3つの検査項目をチェックすることで診断されます。
    • 必須項目
      • 内臓脂肪の蓄積・・・腹囲(おへその高さで測る)が 男性で85cm以上 女性で90cm以上
    • 2つ以上に該当(薬物治療中の場合はそれぞれの項目に当てはまる事とする)
      • 高血糖・・・空腹時血糖値が100mg/dl以上 または、HbA1cが5.2%以上
      • 高血圧・・・収縮期血圧が130mmHg以上 または、拡張期血圧が85mmHg以上
      • 脂質異常・・・中性脂肪値が150mg/dl以上 またはHDLコレステロール値が40mg/dl未満

2.生活習慣病の悪化を防ごう

 東松島市では、生活習慣病の重症化予防対策として、高血圧、糖尿病、慢性腎臓病(CKD)の 予防を重点に保健事業を展開しています。 健診で所見があった場合は、医療機関を受診しましょう。

予防と生活改善のポイント

  1. 高血圧
    • 塩分は男性9.0g未満、女性7.5g未満を目標にしましょう。 (高血圧症と診断された方は6~8g)
    • お酒は、適量を守りましょう。
    • 肥満を解消しましょう。
    • 適度な運動を実践しましょう。
    • ストレスを上手に解消しましょう。(ストレスは血管を収縮させ、心臓の収縮力を強めて血圧を上昇させます。)
    • 禁煙しましょう。(ニコチンは血管を収縮させ、血圧を上昇させます。)
    • 定期的に健診を受けましょう。
  2. 糖尿病
    • 肥満を解消しましょう。(肥満はインスリンの働きが弱い状態を招きます。)
    • 適切な食事量を。
    • 間食は控える。(常に血糖値が高い状態で、インスリンの働きを弱めます。)
    • 適度な運動を日課にしましょう。(インスリンの働きを補い、血糖値を下げます。)
  3. 慢性腎臓病(CKD)
    • 高血圧や糖尿病がある人は、医療機関で適切な治療を受け、コントロールすることが大切です。
    • 肥満やメタボリックシンドロームを予防しましょう。
    • 体内にできる老廃物を少なくする食事(たんぱく質と塩分制限)で腎臓の負担を軽くしましょう。(主治医に確認しましょう)
    • 過労やストレスを避け、無理のない生活をこころがけましょう。
      ※慢性腎臓病とは、腎臓の細胞が除々に萎縮していき、最終的には、腎不全となります。 初期には、ほとんど自覚症状がありません。

3.生活習慣病を予防しよう

  1. 肥満改善
    BMIによる肥満度チェック
    BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
    基準値 18.5~25.0 低体重 18.5未満  肥満  
  2. 食事編
     1日3回の食事リズムでしっかり食べましょう。欠食や不規則な食事は、インスリンの分泌リズムや血糖コントロールの乱れを招きます。 また、主菜(肉、魚、卵、大豆製品)の品数や量が多い食習慣の方は、適量をこころがけ、野菜料理を毎食1~2品食べるようにしましょう。
  3. 運動編
     からだを動かすことは、血圧、血糖値、コレステロール値の改善、減量に効果があるといわれています。 ウォーキングなどの運動だけでなく、家事など(掃除機がけや風呂掃除等)の生活活動も減量が期待できますので、こまめにからだを動かすことを心がけましょう。
  4. 喫煙編
     喫煙指数をご存知ですか? 「1日に吸った本数×吸った年数」が400を超えると肺がんの危険域に入るといわれています。 たとえば、20歳から1日20本ずつ20年間喫煙し続けた方は、喫煙指数が500となります。 禁煙して10年以上経つと喫煙の悪影響が消失するといわれています。 禁煙外来などを利用し、禁煙にチャレンジしましょう。
  5. 飲酒編
     お酒の適量とは、日本酒で約1合です。 (ビールなら中ビン1本、焼酎なら70ml程度です) 肝臓でアルコールを分解するには3~4時間くらいかかるといわれています。 大量飲酒はそれだけで肝臓に負担をかけます。 適量を守ることは、健康維持の秘訣です。
  6. 歯と口腔編
     口の中の健康管理が見直されています。虫歯はもちろん、歯肉炎や歯周炎は、 進行すると歯を失うことにつながります。 また、口の中の健康が全身の健康に及ぼすことが明らかとなっています。
    1. 頭部、顔面の病気
    2. 循環器の病気
    3. 筋肉、関節の病気
    4. 胃腸の病気
    5. 全身の病気 予防するには
      普段の歯磨きにプラスして、デンタルフロス、歯間ブラシを使いましょう。 また、定期的に歯科医に通い、歯の状態をチェックしましょう。