平成10年度から、全国の年間自殺者数が3万人を超え、その後も高い水準が続いています。
東松島市でも、平成18年の自殺死亡率(人口10万人あたりの自殺数)が48.0で、県内市町村の第4位になっています。このような現状から、市では市民の皆さんに自殺の予防のため「うつ病、うつ状態」への理解を深めていただきたいと思い、情報発信を行います。
平成13年から、連続で全国・県平均を超えています。
平成18年では48.0で、全国平均の2倍となり、とても高い状況になっています。
大切な多くの命が自殺により失われています。
衛生統計

平成12年~16年までの性別・年代別の自殺者数を見ると、50代男性が最も多く、ついで、30代、40代の男性が多くなっています。
働き盛りで、社会的・心理的負担の大きい年代に多くなっています。
衛生統計

健康問題が47.5%と最も多く、ついで経済・生活問題が多くなっています。 自殺は、個人の自由な意思や選択と思われがちですが、 実際には、様々な要因が複雑に関係して、心理的に追い込まれた末の死と言えます。
警察庁資料(平成18年)

制度・慣行の見直しや相談・支援体制の整備など社会的な取組とうつ病等の精神疾患への適切な治療により、自殺を防ぐことが可能です。
調査の結果、自殺企図者の75%の方に、精神疾患があります。
その精神疾患の内の約50%が、うつ病等の病気です。

『自殺の危険因子としての精神障害―生命的危険性の高い企図手段をもちいた自殺失敗者の診断学的検討―』飛鳥井 望(精神神経誌96;415-443、1994)
うつ病などを経験した人の4人に3人は医療機関で治療を受けていません。

『心の健康問題と対策基盤の実態に関する研究』主任研究者 川上 憲人 (平成14年度厚生労働科学研究事業)
調査では、家族や職場の同僚など身近な人が、自殺のサインに気づいていることが多いことがわかっています。
サインを感じたら、相談や受診につながれることが大切です。

『労働者における自殺予防に関する研究-労災請求患者調査より-』黒木 宣夫 (平成16年度こころの健康科学研究事業、自殺企図の実態と予防介入に関する研究分担研究)
次のようなサインを数多く認める場合は、自殺の危険が迫っています。

自殺について、広く信じられている誤解があります。
事実を知ってください。

「死にたい」と相談された時の対応
「死にたい。」「生きているのに疲れた」と言われたら、誰でも驚き、 不安に駆られ、何も答えることができなかったり、反対に励ましたり、説得したくなるでしょう。
しかし、そうした対応は、聞いた側の気持ちを楽にすることには役立っても、相手には話しきれなかった思いと、 受け止めてもらえなかったむなしさが残る場合が多いです。
次のことを心にとめて、相手の話しを聴いてください。

自殺の背景にあるうつ病についてお知らせします。
ストレスの多い現代では、うつ病の人が増えてきています。
こころの風邪と言われるように、誰でもかかる可能性があります。
全人口の6~7人に1人が、一生に一度は「うつ」の状態になると言われています。
几帳面で真面目、責任感が強い人がうつ病になりやすいと言われていますが、これは大部分の日本人に共通した特徴です。
これらが人並み以上に強い場合や考え方に柔軟性が乏しい人、開き直りや決断ができない人はストレスを受け止めやすく、 結果としてうつ病になりやすいと言えます。
様々な生活体験がうつ病のきっかけになります。
ストレスになりやすいこれらの体験と個人の性格や行動様式が相互に関係して、一部の人がうつ病になります。
うつ病が悪化すると自殺の危険もでてきます。





○毎日の小さな苛立ちに対して
ストレス解消法(スポーツ、趣味、レジャーなど)が有効です。
○少し深刻な問題に対して
問題を整理して、解決のための選択肢を考えてみましょう
自分の手に余る問題については、誰かに相談しましょう
事故や失敗など起きてしまったことに対しては、誰かに話して気持ちを整理して、これからのことを考えましょう
○できるだけ前向きに考えましょう
○健康は何をするのにも基本
体調の変化に気づいたら休養をとり、専門家(医師など)に相談してください
○普段から、家族や友達など、信頼できる人を作っておこう
○自分の考え方の癖(悩み過ぎる。我慢、頑張り過ぎる。人に頼るのが苦手など)を知って、早めに話しをしてみよう
○話しをする時は、今の気持ちを素直に伝えよう
| 1. | 毎日の生活に充実感がない |
|---|---|
| 2. | これまで楽しんでやれていたことが、楽しめなくなった |
| 3. | 以前は、楽にできていたことが、今ではおっくうに感じられる |
| 4. | 自分が役に立つ人間だと思えない |
| 5. | わけもなく疲れたような感じがする |
上に挙げた状態のうち2項目以上が2週間以上、ほとんど毎日続いていて、そのためにつらい気持ちになったり、 毎日の生活に支障が出たりしている場合は、うつ病の可能性があります。
医療機関などに相談してください。
このほかに、眠れなくなったり、食欲がなくなったりすることもよくあるので、そうした状態が続く場合にはうつ病の可能性も考えてみてください。
強い絆のあった人が亡くなるという経験は、残された人にさまざまな心の問題を引き起こしかねません。
自死は、それほどに遺された方に大きな影響を及ぼします。
このような経験をした方の中には、次のような症状が出てくることがあります
時間とともに徐々にやわらいでいくものから、永年にわたって心の傷になりかねないものまでさまざまです。

自死で大切な方を失うということは、1人で受け止めるには、あまりにも問題が大きすぎます。
しかし、つらいという思いをなかなか周囲の人に打ち明けることができません。
思いを1人で抱えることがつらい時、悲しい時には信頼できる誰かにその思いを語ってみてください。
大切な方を亡くされた方が集い、自分の素直な気持ちや思いを語り合える「わかちあいの会」「自死遺族の集い」があります。
社会からの目が遺された方を更に追い詰める面もあります。
自殺は弱い者のすること、卑怯だ、家族が悪かったんじゃないかと思われるのではと、不安を感じる人もいます。
周囲の目を気にして、自殺(自死)したと言えずに、心の痛みを一人で抱えて長い期間を過ごしている人もいます。
周囲の人は、安易な慰めや非難よりも、その感情をありのままに受け止め、そしてその人に寄り添ってください。
東松島市 福祉課 障害福祉班 TEL82-1111
| 相談機関 | 電話番号 | 相談日時 |
| 宮城県精神保健福祉センター | 0229-23-0021 | 月~金8:30~17:15 |
| 心の相談電話 0229-23-0302 |
月~金9:30~12:00 13:00~16:00 |
|
| 宮城県東部保健福祉事務所 母子障害班 | 95-1411 | 月~金8:30~17:15 |
| 東松島市役所 福祉課 | 82-1111 | 月~金8:30~17:15 |
| 東まつしま地域活動センター「カノン」 | 83-1571 | 月~金9:00~17:00 |
| 相談機関 | 電話番号 | 相談日時 |
| 仙台いのちの電話 | 022-718-4343 | 24時間年中無休 |
| ・毎月10日「自殺予防いのちの電話」 | 0120-738-556 | 8:00~翌朝8:00 |
| 相談機関 | 電話番号 | 相談日時 |
| 東松島市役所 市民課 消費生活相談員 | 82-1111 | 月水金9:00~15:00 |
| 日本司法支援センター「法テラス」 内容により、各分野の法律相談窓口への案内 |
0570-078374 | 月~金9:00~21:00 土 9:00~17:00 |
| 宮城生活消費センター(消費者トラブル) | 022-261-5161 022-261-5162 022-261-5163 |
月~日9:00~16:00 来所相談も可 祝日年末年始休み |
| 相談機関 | 電話番号 | 相談日時 |
| 子ども家庭110番 | 022-211-4152 | 年中無休9:15~16:00 |
| 宮城県東部児童相談所 | 95-1121 | 月~金8:30~17:15 |
| 宮城県教育研修センター ・子ども教育相談 |
022-213-8341 | 月~金9:00~20:00 土日祝日10:00~15:00 |
| 会の名称・連絡先 | 電話番号 | 受付時間 |
| 仙台わかちあいの集い「藍の会」 代表 田中 |
022-717-5066 (FAX兼) |
24時間年中無休 |
| わかちあいの会 仙台グリーフケア研究会 仙台市立病院 |
022-266-7111 (代表) |
月~金8:30~17:00 |
| グリーフケア 宮城県精神保健福祉センター |
0229-23-1657 | 月~金8:30~17:15 |
| すみれの会 仙台いのちの電話事務局 |
022-718-4401 | 月~金10:00~19:00 |
お問い合せ先: 福祉課 障害福祉班 TEL 82-1111 内線1175・1176