男女共同参画施策の企画調整及び推進計画に関すること
更新日:2024年12月27日
男女共同参画社会とは
【男女共同参画社会】
男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会を形成することをいう。(男女共同参画社会基本法第二条)
【男女共同参画社会基本法】
日本においては、憲法上、個人の尊重、法の下の平等がうたわれ男女平等の実現に向けた様々な取組が、進められてきましたが、なお一層の努力が必要とされています。
一方、少子高齢化など社会経済情勢の変化に対応していく上で、男女共同参画社会の実現は重要な課題となっています。
このような状況に鑑み、社会のあらゆる分野において、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の推進を図っていくことが重要です。
【男女共同参画社会を実現するための5本の柱】
(1)男女の人権の尊重
男女の個人としての尊厳を重んじ、男女の差別をなくし、男性も女性もひとりの人間として能力を発揮できる機会を確保する必要があります。
(2)社会における制度又は慣行についての配慮
固定的な役割分担意識にとらわれず、男女が様々な活動ができるように社会の制度や慣行の在り方を考える必要があります。
(3)政策等の立案及び決定への共同参画
男女が社会の対等なパートナーとして、あらゆる分野において方針の決定に参画できる機会を確保する必要があります。
(4)家庭生活における活動と他の活動の両立
男女が対等な家族の構成員として、互いに協力し、社会の支援も受け、家族としての役割を果たしながら、仕事や学習、地域活動等ができるようにする必要があります。
(5)国際的協調
男女共同参画づくりのために、国際社会と共に歩むことも大切です。他の国々や国際機関と相互に協力して取り組む必要があります。
東松島市の取り組み概要
男女共同参画社会の実現を目指して、協働のまちづくりと一体的に進めています。具体的には、次のような活動を展開して行きます。
(1)男女共同参画基本条例の制定〔平成21年度~〕
男女共同参画社会を実現するために、市民及び市が行う活動や日常生活において守るべき基本事項について、条例として取りまとめます。
条例の素案検討は後述する「東松島市男女共同参画審議会」の前身である、学識経験者や公募委員で構成される「東松島市男女共同参画社会づくり事業企画実行委員会」が担当していました。
また、条例の策定にあたり、市民を対象とした意識調査を行い、現状把握を行っています。
(2)男女共同参画基本計画の策定〔平成29年3月〕
男女共同参画基本条例に基づき、市の具体的な活動方針を基本計画として取りまとめました。
【概要版】東松島市男女共同参画基本計画(PDF:291KB)
【本文】東松島市男女共同参画基本計画(PDF:1,841KB)
(3)男女共同参画基本計画の修正〔令和4年3月〕
令和3年度に計画の中間評価を行い、それに基づき計画の修正を行いました。令和4年度以降は、女性活躍推進に関する法律に基づく本市の推進計画としても位置づけ、一体的な取り組みを行っていきます。施策の体系としては、基本目標Iの4「性的指向および性自認により困難を抱える当事者への理解促進」、基本目標IIIの3「市内の働く場での男女共同参画・女性活躍の推進」の2施策を追加しました。
【本文】東松島市男女共同参画基本計画(PDF:2,425KB)
(4)具体的な取り組み(セミナーや研修など)
- 男女共同参画特設コーナーの設置
内閣府男女共同参画局男女共同参画推進本部では毎年6月23日~29日の1週間、「男女共同参画週間」を実施しています。同期間前後で男女共同参画特設コーナーを設置しています。(令和6年度は矢本西市民センターと野蒜市民センターにて実施)男女共同参画やジェンダーに関する書籍の紹介、関連するチラシやパンフレットの配布、設置により男女共同参画の普及啓発の促進に努めてまいります。
野蒜市民センター
矢本西市民センター
- 女性人材育成支援事業の実施
女性人材育成支援事業として今年度は「ひがまつDEネットワークミーティング」を開催しました。東松島市に暮らす女性たちに、ワクワクが生まれる、元気になれる、新しいつながりの場をつくることを目的として令和6年9月15日、16日の2日間で延べ20人が参加しました。
身体や五感をつかった体験学習(チームビルディング)は、ゲーム感覚で楽しみながら参加者それぞれの個性や良さに気づき高め合える活動となりました。最後には参加者全員で東松島市のまちづくりについて考え、東松島市が抱える課題や自分たちにできることなどさまざまな意見を出し合って話し合いました。この場での出会い、つながり、体験がこれからにつながる素敵なものになったとの意見が多く出されました。
話し合いの様子
アクティビティの様子
- 理工系女子人材(ロールモデル)による出前授業の実施
本事業は理工系分野に進む女子生徒が少ないことから、女子生徒等の理工系分野への進路選択を促進するため、将来のキャリア選択につながる印象的な体験と知識を提供することを目指して内閣府が主催するもので、令和6年度、本市では「東松島市からはばたけ!理工系女子によるチャレンジ教室」を開催しました。
主な対象は小中学生で、宮城県出身の理工系分野で活躍する女性を講師として生物教室、プログラミング教室、化学教室の3つのワークショップや交流会などを実施しました。参加した子どもたちや保護者からは「ワークショップが楽しく、理工系の魅力を感じた」「新しい学びや発見があり視野を広げるキッカケになった」などの感想が寄せられました。
ワークショップの様子
交流会の様子
- 女性模擬議会の開催
市政の仕組みや議会の活動などへの理解を深めてもらうとともに、市政やまちづくりにおける男女共同参画のさらなる推進を目的として、東松島市として初の試みである女性模擬議会を令和5年度に開催しました。
各分野において市内で活躍されている女性8名が模擬議員となり市政に対する一般質問を行い、市長、教育長等が答弁を行いました。参加者、傍聴者ともに大変好評をいただき、市政や議会をより身近に感じることができたという声が多くありました。次回は令和7年度に開催予定です。
(女性模擬議会の様子)
- ひがしまつしま食べメッセでのブース展開
令和3年度から東松島市産業祭、観光と物産のPR会、SDGs産学官民連携環境イベントと同時開催している「ひがしまつしま食べメッセ」にて、令和6年度は「男女共同参画について知ろう」と題しブースを展開しました。男女共同参画に関するアンケートに答えていただいた方に男女共同参画啓発ポケットティッシュ、限定ステッカーを配布しました。
今後もさまざまな形で男女共同参画の普及啓発活動の推進に努めてまいりますので、皆様のご理解とご協力のほどよろしくお願いします。
推進組織
東松島市男女共同参画審議会
【設置目的】
男女共同参画の推進に関する調査研究、基本計画の検討その他目的達成のために必要な事項を審議するため、東松島市男女共同参画審議会を設置します。(東松島市男女共同参画推進条例第17条)
【審議会の役割】
年3回程度「東松島市男女共同参画審議会」を開催し、東松島市男女共同参画基本計画を推進するにあたり、各委員の視点から本計画の推進状況や、新たな課題への対応の必要性などについて検討してもらい、意見・提案をいただきます。計画の進捗状況を共有することで、今後の取り組みについてより効率的な進行管理につなげていきます。
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ
お問い合わせ先
市民協働課 まちづくり推進係
〒981-0503 宮城県東松島市矢本字大溜16番地1 東松島市役所 大溜分庁舎(事務所所在地)
〒981-0503 宮城県東松島市矢本字上河戸36番地1 東松島市役所(郵送先)
電話:0225-82-1111 内線3803、3808、3809 FAX:0225-82-1391
