東松島市は宮城県東部に位置し、仙台市から北東に約30キロメートルの距離にあり、東は石巻市、西に松島町、北に美里町に接し、南側は太平洋に面しています。市域面積は101.30km2　で、気候は年間平均気温や降水量からみても、東北地方としては比較的温暖で風雨が少ない地域にあります。市域の東部は、肥沃な田園が広がる平坦な地形、中央部には四方を一望できる桜の名所「滝山」を中心とする丘陵地、西部は、一級河川鳴瀬川・吉田川が太平洋に注ぐとともに、南西部には風光明媚な日本三景「特別名勝松島」を有し、変化に富んだ美しい自然景観を有しています。

日本三景、特別名勝松島の一角を占める奥松島は、松島湾最大の島、宮戸島から野蒜海岸までの一帯を指し、長い年月をかけ、荒波と雨風によって浸食され作られた日本三大渓「嵯峨渓」は絶景地です。また、宮戸島中央部にある「大高森」は松島四大観のうちでも壮大な眺めから「壮観」といわれ、夕焼けに染まる松島の眺めは、例えようもない美しさです。

国史跡「里浜貝塚」の出土品の数々を展示し、縄文人の知恵と生活をわかりやすく紹介しています。また、映像シアターと解説員による解説も行っています。人気の縄文体験では、火おこしや勾玉作りなどの体験ができます。

• 奥松島縄文村歴史資料館　電話：0225-88-3927

東松島市には、航空自衛隊松島基地があり、アクロバット飛行で有名な「ブルーインパルス」の本拠地となっています。市内上空では、日常的に飛行訓練が行われており、基地周辺でタイミングが合えば、大空に描かれる「スモークアート」に出会うことができます。

自然環境に恵まれた東松島市は、農水産業が盛んです。農産物では、トウモロコシの味来やネギ、イチゴ、きゅうり、トマトなど品質的にも特に優れたものが生産されています。また、水稲では市のみで生産されている特産米「かぐや姫」があります。

水産業の中心となっているのは、海苔と牡蠣養殖です。海苔は高質献上品に何度も選ばれている、牡蠣も身が大ぶりで味が濃く、市場で高い評価を得ており、どちらもその品質の高さが全国に知られています。

市の中央部にあり、標高は91mです。周辺は公園として整備され、市民の憩いの場となっています。公園内には、1,000本の桜があり、4月中旬～5月上旬にかけて「ソメイヨシノ」や「八重桜」などが咲きます。中でも、うす緑色の花を咲かせる「御衣黄」は必見です。

音楽パレードやサンバ、勇壮な「八鷹みこし」など、市民が企画し参加する夏祭です。　約3万人が東松島市の夏を楽しみます。